夕日が落ちても空はしばらく暗くならず、日の出前の空は次第に明るくなっていきます。
これは水平線や地平線に沈み込んだ太陽が上空の大気を照らすことで
空が明るく見えるからで、天文用語で<薄明:Twilight>と呼ばれる現象です。
薄明は太陽が地平線に対してどの位置にあるかで定義され、
<市民薄明:Civil Twilight><航海薄明:Nautical Twilight><天文薄明:Astronomical Twilight>
の三つがあります。
そのなかで空が一番明るいのが、<市民薄明:Civil Twilight>。
日没後や日の出前の太陽が水平線・地平線の近くにあり、空がまだ明るくて、人工的な明かりが
なくても市民生活ができることが命名の由来といいます。
この<市民薄明:Civil Twilight>の時間が、私はとても好きです。
Civil Twilightという響きに心ひかれます。
旅の空でCivil Twilightに包まれると、たまらない気持ちになります。
旅先で出会った、<市民薄明:Civil Twilight>の時間。
写真の中の鉄道旅、楽しんでいただけたら幸いです。


| 開催日時 | 10月31日(金)10:00~11月14日(金) 9:30 11月5日(水) 20:00-21:00 ギャラリートークを開催いたします |
|---|---|
| 開催場所 | House of Photography in Metaverse クラシックギャラリー |
| 入場料 | 無料 |

文筆・写真
国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォト・ライター」。鉄道旅をこよなく愛することから「元祖・鉄子」の愛称でも呼ばれる。写真作品とエッセイを発表しながら、さまざまなメディアやイベントで活動。講演会、フォトコンテストの審査員も務める。著書に写真集『汽車通学』(メディアファクトリー)、『おんなひとりの鉄道旅』(小学館)など。写真展に『日本各地を行く!私のお気に入りの路線』、『人あかりの路』など。作詞に『JNR to JR~国鉄民営化30周年記念トリビュート・アルバム』(キングレコード)収録曲『人あかりの路』がある。